紀伊國屋のビブリオバトルに出てみた、その3。「テーマが、ガイマン」だったのでスターウォーズの本をたずさえて・・・

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はじめに

最近は、「交換読書会」のサイトしか更新しておらず、このサイトでは久しぶりに投稿。

前回同様、新宿紀伊國屋さんにて行われたビブリオバトルについて書きたい。

開催されたのは、2015年9月13日。参加するのはこれで、3回目。運よく、初参加したときから、開催されるたびに全て出ることができている。過去のものはこちら。

今回は、テーマバトルが「ガイマン」ということで、そちらに参加した。

そもそも、ガイマンとは何かと疑問を持つ人も多いだろう。

これは、「海外漫画」を略したもの。

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ガイマン賞なるものがあるようで、その宣伝の意味もありテーマバトルが「ガイマン」と決まったようで、当日は、運営者のかたが何名か会場に訪れていた。

ガイマン賞のサイトにてこの情報が詳しく書かれているので、気になる方は是非!!

そして、自分が持参したものは、「ダース・ヴェイダーとルーク(4才)」という本。

51N5DhrSX4Lその他にも、シリーズで出ている「ダース・ヴェイダーとプリンセス・レイア」、「おやすみなさいダース・ヴェイダー」を持参した。

本番は緊張していたので、実際に発表した内容とは違うが今回もそのために用意した原稿を載せておきたい。

ダース・ヴェイダーとルーク(4才)」で考えた原稿

今年の12月18日、なにがあるかご存知でしょうか。これだけの情報で、わかったらかなりのマニアだと思うんですけど、あれですよ、あれ。

ヒントは、僕の着ているTシャツです。

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当日着ていったTシャツ

さすが、ですね。分かりましたか!?スターウォーズ最新作、「フォースの覚醒」が公開されるんですよ。

いままで、シリーズで全6作あるんですけど、エピソード6、ジェダイの復讐(ジェダイの帰還)からの続編です。

おそらく、全世界中の人たちが楽しみだと思うんですけど、そんな前置きをしつつ今回紹介する本は、こちら、「ダース・ヴェイダーとルーク(4才)」です。

これは、ダース・ヴェイダーが子育てをするっていう本なんですけど、スターウォーズファンは、ふざけんじゃねぇ、馬鹿、アホ、ボケ、カスと怒るでしょう。

なぜかというと、映画の設定上ありえない話だからです。

ダースヴェーダーってのは超絶悪くて、ルークは、そいつをを倒すべく立ち上がったんですよ。

だから、この設定は絶対にありえない。

それを成立させてしまったのがこの”ガイマン”です。でも、東京オリンピックのロゴのようにパクリじゃないんですよ。

スターウォーズの権利を持っている団体、ルーカスフィルムから公認をもらってますからね。

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ほらこの通り。

もう少し、二人の関係性を話すと、ヴェイダーとルークは親子なんです。あともう一人、双子の妹レイアというのもいます。こちらも、本になってます。

でも、先ほど言ったように、ヴェーダーが悪の道、スターウォーズ的にいうとダークサイドに落ちてしまったとき、二人が生まれたんですね。それで、ヴェーダーと同じようにダークサイドに落ちないように、ヴェーダーにバレないように二人をそれぞれ隠れてとあるところで育てたんです。

だから、ヴェイダーは子ども時代のルークとレイアの存在を知らないはずなんですよ。

その成長した二人が、ヴェイダーを倒すっていうのが、エピソード4からの話なんですけど、こうやって語るとあと1時間は必要なので、この辺でやめておきますが、とりあえずありえない設定だということを頭に入れておいてください。

ドリフターズで、もしもシリーズってあるじゃないですか、あんな感じですよ。「もしも、ダースヴェーダーがちゃんと子育てをしたら」みたいなね。

で、どんな感じで書かれているかというと、こんな感じです。

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一コマ漫画なんですよ。

ね、ありえないでしょ。

でも、ありえないともいえなですかね

一番最初に公開された、旧三部作なんて言われるエピソード4~6。

あれなんて、毎回DVDやブルーレイが出るたびに、ルーカスが手直ししてるんですよ。だから、何を間違ったか、この漫画で描かれているような設定にもなりかねませんよ。

少し話はそれましたが、この本の始まり方がとても粋というかいいんですよ。

みなさん覚えていますか、スタウォーズの冒頭。必ず、あのテーマ曲とともにタイトルがガッサーって流れるじゃないですか。それをこの本でもしっかり踏襲しているんです。

その部分をいまから読むんで、各々であのジョン・ウィリアムズの曲を流して聞いて下さい。

遠い昔、はるか銀河の彼方で…..

エピソード3.5:

ダース・ヴェイダーとルーク(4才)

シスの暗黒卿ダース・ヴェイダーは、

反乱同盟軍の英雄たちと戦う

べく、銀河帝国軍を率いる。

だが、そのまえに、まずは4才の

息子、ルークスカイウォーカーと

遊んであげる必要がある…..

この、エピソード3.5って始まり方がたまらないですよね。

この本の中で、僕が好きなコマをいくつか紹介します。まずは、こちらです。

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ヴェイダーが、「そして父と息子としてともに銀河を支配するのだ!」と言っているんですけど、

これって、映画の中でもありましたよね。青年ルークと対峙したときに。

でもここでは、少年ルークが「そしたらおやつくれる?」

と返答。どうですか!?この純粋さ。絶対にダークサイドに落ちないという気がしますね。

他にも、たくさんあるんですが、もう一冊もってきた「ダース・ヴェイダーとプリンセス・レイア」のほうからもお気に入りのシーンを紹介しますね。

ちょっと、遠くの人は見づらいと思いますが、ヴェイダーとの食事の席にレイアとハン・ソロが座っていて、

レイアが「行儀よくしてね。さもないとパパに殺されちゃうから」

と恋人の紹介をしてて、それに対して、

ヴェイダーが「ついに会えたな」と。

そして、なによりその後ろに、しっかりとボバ・フェットもいるという。たまらないですよね。この感じ。

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それから、こちら。

ヴェイダーが持っているこのレコード。誰が写っているか分かりますか?あのゾウですよ。ゾウ。

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ジャバズハットの宮殿みたいなところでDJしていた謎の可愛いゾウ。こいつがレコードを出してたんですね。

こんな感じで、スターウォーズファンにはたまらない、パロディーが満載です。

なので、この本が気になる人は、まずはスタウォーズを観て、いや、全部観ると長いんで、とりあえず旧3部作のエピソード4からでいいです。新3部作のエピソード1~3は観なくても全然オッケー。そこから観はじめたのちの楽しみとしてこの本を手に取っていただければより一層楽しめるはずです。

また、お子さんがいる人はさりげなく子ども部屋に置いておいて、スターウォーズに興味を持たせて、旧3部作を観せ、12月18日に公開される最新作「フォースの覚醒」を一緒に観に行くなんてこともいいかもしれません。そしたらその子はダークサイドに落ちることなく、いい子に育つんじゃないかなあなんて。

フォースとともにあれ!!

最後に

こんな感じで、紹介したわけなのだが、またしてもチャンプ本になれず・・・・・。

これが終わった後に打ち上げがあり、そこに参加させて頂き、古参のビブリオバトル参加者に「おい!俺はいったいどうやったらチャンプ本になれんだ!!」と聞いてみたところ、

”本に対しての情熱はもちろんのこと、その時の会場に来ているお客さんの雰囲気、そして運が必要”だとか。

また、他の会場でもビブリオバトルは開かれているらしい。

9月19日(土)に、Tokyo Biblioという団体が主催している ”蕎麦ビブ”というビブリオバトルがあると教えて頂いたのだが、予定が入っていたのでいけない。ショック・・・・。

おわり

引用
・ダース・ヴェイダーとルーク(4才) 単行本 – 2012/5/28 ジェフリー・ブラウン (著), 富永 晶子 (翻訳)
・ダース・ヴェイダーとプリンセス・レイア 単行本 – 2013/4/27 ジェフリー・ブラウン (著), 富永 晶子 (翻訳)

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
みずしままさゆき を著作者とするこの 作品 は クリエイティブ・コモンズの 表示 4.0 国際 ライセンスで提供されています。

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